外科

骨外科は、当病院で、焦点を当てて、力を入れている三大診療部の一つであり、骨·関節外科、(骨壊死や関節保留再建センター)、脊柱外科、創傷外科の三部署で構成されています。 それに、独自の骨循環と骨壊死実験室を備えています。チームメンバーとしては、主任医師7人、副主任医師12人、教授5人、准教授5人、博士指導教官1人、大学院生指導教官1人の体制となっております。当科は北京協和医学院の博士と博士後期研究生育成基地、北京大学医学部と中日友好臨床医学研究所の大学院生の育成基地であり、北京中医薬大学の臨床研修基地でもあります、それと同時に、衛生部専科レジデントの育成基地でもあります。長年来、衛生部より、臨床部門重要プロジェクトの受け入れ先として、指名されています。中国国家自然科学基金(3つ)、国家中医薬管理局基金や北京市最初の重要研究プロジェクトの研究などを担当しており、中国医学賞や、衛生部科学技術進歩賞三等賞などを受賞しており、良好な治療成績をあげてきています。



一、骨関節外科、(骨壊死や関節保留再建センター)

1、骨壊死の診断と一連の総合治療:大腿骨頭壊死の治療効果は、大腿骨頭壊死の早期発見に依存しています。核磁気共鳴(MR)の応用に基づいて大腿骨頭壊死の早期診断では、画像法と生化学早期診断などによって、大腿骨頭壊死治療の方法を模索しています。大腿骨頭壊死患者の症状や徴候、画像および生化学的特徴に基づいて、大腿骨頭壊死に対して、それなりの個性的な治療方法を確立しております。、大腿骨頭壊死への個性的な治療方法など総合的治療法を通して、保頭治療と関節置換術を取っています。治療法としては、漢方や漢方薬の治療、西洋薬の治療、理学療法、保頭手術治療、人工関節置換療法とリハビリテーションなどが含まれております。その中で、保頭手術治療には、改善髄心減圧術と自体幹細胞移植術、病巣清掃打圧骨切り入れ術、肌蒂骨瓣移植術、血管茎フラップ付き筋肉茎骨瓣移植術、骨切れ術、タンタルロッド注入術や抑制股関節置換術などがあります。

2、膝関節疾病関連治療:膝関節の構造異常に基づく疾患、退変性疾患、炎症性疾患、外傷性疾患の様々な病変などに対して、それなりの特色ある標的療法を行っています。大腿骨頭壊死の手術治療と同様、人工膝関節全置換術は当科で行っている治療法で一番多い手術法であります。手術症例で多くの経験を蓄積してきて、当科で最も成熟し、安定した技術であるとなっています。膝関節骨性関節炎の進行時期と患者さんの病状によって、伝統的な、保存治療から骨切り術、膝単顆置換と全膝人工膝関節置換術など骨関節の段階治療法に転じております。脛骨近位骨切り術と人工膝関節置換術は、患者の過剰治療を回避するための最も適切な方法であり、病巣限られている患者の治療に、一番ふさわしい治療選択肢です。

3.髋関節難病の診断と治療:髋関節疾患の誤診と誤る治療がよく見られております。当科は、国内で、髋関節難病の診断と治療の臨床研究を行いました。大腿骨頭壊死と簡単に混乱される他の股関節疾患を特定の臨床的区別方法を確立しました。髋関節損傷の画像診断法と関節鏡低侵襲治療法などを行っています。骨端骨頭すべり症の診断と治療に関しては、多くの経験を蓄積してまいりました。臼蓋形成不全と骨頭壊死の治療のために、骨臼と大腿骨骨切り術を行っています。

4.肩関節疾患の診断と治療:当科の日々の仕事の中で、上肢骨·関節疾患の診断と治療は重要な一部を占めております。特に肩関節疾患の診断と治療には、当科の優秀な医師は海外の有名な病院にて、専門的な研修を経て、豊富な臨床経験を積み上げています。

5.足首関節の診断と治療:これも当科で長けている治療分野であり、豊富な臨床経験を持つ専門医がその診断と治療にあたっています。

6.骨腫瘍:骨腫瘍疾患の総合治療、特に、骨腫瘍足温存治療においては、多くの経験を積み上げてまいりました。

7.特色のある技術:
(1)骨壊死の治療技術:骨壊死幹細胞移植術、骨壊死骨切り術、骨壊死の骨移植術、骨壊死タンタルロッド注入術、骨壊死打圧関節移植術、骨壊死関節表面置換術、骨壊死血管帯付き或は血管茎フラップ付き筋肉茎骨瓣移植術などの治療法を行っています。それぞれの患者さんの病状に合わせて、個別化した治療計画を採用して、各種類の骨壊死患者さんの治療にあたり、たいへん良い効果を達成しています。

(2)人工関節置換術:髋関節置換術と膝関節置換術は、それぞれ、重症または後期股関節と膝関節疾患の治療にあたっています。局部変形性膝関節骨性関節炎症の治療における単顆関節置換術を行っています。

(3)単顆置換技術:軽微な損傷で、片側膝関節間室変性病の難題の解決に役立ち、 人工膝関節全置換術=Total Knee Arthroplasty (TKA)の過剰治療を避けることができます。保守的治療と人工膝関節全置換術以外に、別の選択肢を提供し、より多くの若い患者さんに、今後のさらなる人工膝関節全置換術の機会を確保できました。

(4)低侵襲技術:関節鏡および内視鏡治療が広く使用され、例えば:膝靱帯損傷の再建や、寛骨臼関節唇損傷の検査と治療などが行っています。股関節と膝関節置換術は、微小損傷の切開で行え、膝単顆置換術の損傷は、特に軽度の使用されています。

(5)各種の骨切り術:臼蓋形成不全骨臼骨切り術、大腿骨頭壊死の大腿骨近位部骨切り術、変形性膝関節症のための脛骨近位部の骨切り術、膝蓋骨トラッキング(前膝の痛み)結節骨切り術などがあります。 



二、脊柱外科(脊髄頸部脊椎センター):

1. 頸部性めまいに関する研修を10年以上に渡って、一連の研究を行い、頸部めまいのための独特な診断法を確立しました。また、海外から先進的な近赤外分光計技術を導入し、難病の頸部めまいの診断と鑑別診断を行っています。患者さんの病状によって、個別化の診療法を選択し、特殊な薬(漢方薬を含む)保守治療と各種の手術治療を行っており、良好な治療成績をあげてきていて、国内外の先進的な学術地位に立っております。

2、上部頚椎エリア分野で10年以上の研究を行い、また、環軸椎脱臼コースの長さ、さまざまな病理学的メカニズム、牽引及び手術の効果に応じて、環軸椎脱臼タイピングを分類します。当科によって設計されたアトラス椎弓根スクリュー(譚氏技術、譚のテクニック)は世界で初めて報道され、、ヨーロッパやアメリカ、日本と国内の脊椎外科分野で広く臨床応用されて、良好な結果を達成しております。関連している研究論文は、権威ある整形外科の雑誌や書籍に発表されております。

3、当科の多数の医師は海外で脊椎低侵襲の技術について習得、わが国でも最も早くから脊椎低侵襲手術を、開始しています。脊椎低侵襲手術は、頸部脊椎、腰椎椎間板のMED手術、腰部の経皮的椎間板気化アブレーションを含む脊椎疾患の低侵襲治療、Metrixの手術、腰椎後方低侵襲固定術、脊椎骨折の低侵襲治療と脊椎圧迫骨折の低侵襲治療と組み合わせた、高齢者による骨粗鬆症脊椎圧迫骨折治療も行っており、傷が目立たない、術後の高速回復などの特徴があり、良い評判となっております。

4、それぞれ違うタイプの各種頸椎症患者さんに対して、頸椎症の前/後部個別手術を行い、診療期間を短縮し、治療効果を高めております。特に、特に頚椎狭窄症、後縦靱帯骨化症、頸椎先天性奇形などの治療においては良好な治療成績をあげてきています。

5、マルチセグメントでありながら、症状の異常な脊髄の治療が難しい疾患については、症状が悪化しやすい所やその深さを、詳細且つ慎重な診断と位置づけの研究を行い、本当の病因を探り、適切な個別治療プログラムを組んで、患者さんが最も効果的な、最も経済的な治療を受けるようにしております。

6、北京市では最も早くから、脊柱側弯症の発生率の調査の実施と各種脊柱側弯症の装具治療や手術治療を展開しており、治療効果が良く、衛生部科学技術進歩賞の三等賞を受賞しております。



三、創傷外科:

1.高齢者大腿骨頸部骨折:股関節骨折の高齢患者への周術期の治療を中心に、治癒率や生存率を向上させ、合併症を軽減し、患者さんお生活の質を向上させています。衛生部臨床重要診療科、中日友好病院など科学研究基金プロジェクトを担当し、高齢者大腿骨頸部骨折、転子間骨折患者など年間で150例あまりを診療してきました。それに対して、人工関節置換術、、PFNA-Ⅱ、反転LISSの治療などを行い、良い治療効果があり、死亡率ゼロとなっております。

2、関節内骨折:先進的なコンセプト、優れた技術、一流の設備、完璧な手術総合治療、関節機能の良好な回復などに貢献しています。また、関節鏡支援手術や低侵襲治療も行っています。

3、一般的な四肢の骨折:国際的な先端理念の下で、低侵襲治療を行い、患者さんの迅速な回復に役立っています。

4、脊椎骨折:短期セグメントの固定との融合。

5、脊椎圧迫骨折:椎体形成術、後天凸体形成術。
6、骨盤と寛骨臼骨折。 
7、古い骨折、骨折遷延治癒や偽関節:幹細胞療法。

連絡先:

TEL:(8610)84206196,(8610)84205009