中医科

中医消化器内科は国家中医薬管理局“十二五”重点専門科建設プロジェクト診療科であり、家中医薬管理局“十一五”脾胃病重点専門科協力チームメンバーでもあり、中日友好病院中西医結合消化器病治療重点協力診療科でもあります。当科は北京中医薬大学の教育にも携わっております。現在は、主任医師3人、主治医2人、レジテント4人の体制であり、その中で、大学院生指導教官1人、博士2人を持っています。当科は、外来、病棟からなっております。年間外来数は22000人で、病床数は22床で、年間600人あまりの患者の治療をあたっています。

当科は、衛生部と国家中医薬管理局の科学研究プロジェクトを担当しております。当科の主任である符思教授は、中国中西医結合学会老年病専門委員会常務委員、中国中西医結合学会老年病専門委員会消化器病専門委員会委員、北京医学会中西医結合学会消化器病専門委員会委員、北京医学会中西医結合学会肝病専門委員会委員、世界中医薬連合会消化器病専門委員会理事、世界中医薬連合会亜健康(Sub-health)病専門委員会理事、北京伝統リハビリ医学分会理事、国家薬監局審議専門家などを兼任しています。


診療の特徴:

1、脂肪肝

現在、脂肪肝の治療において西洋薬は特効薬はないようです。当科の符思主任医師は、自らの長年の臨床経験と中医古代文献中の脂肪肝に関する論述及び現代各医学専門家の臨床見解を結び付けて、化濁去瘀法という重要な治療法を提出し、脂肪肝の治療にあたっています。これによって、衛生部及び首都医学発展基金課題援助を受け、現在は、中日友好病院院内製剤である景天護肝剤という薬を申請中です。国家中医薬管理局伝統医薬国際交流センター肝病研究協力部が普及している科学技術成果である宏科HD肝病治療機と合わせて、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、アルコール性脂肪肝の治療を行い、脂肪肝の慢性的病理過程を抑え、脂肪肝及び血脂代謝混乱などによって引き起こした合併症に対して、有効的な治療を行い、患者の生活の質(英: quality of life、QOL)の向上と予後改善に貢献しています。 

2、潰瘍性大腸炎(diopathic ulcerative colitis)

漢方薬の全身弁証的薬用と局部浣腸供薬を用いて、慢性の非特異的潰瘍性大腸炎の治療に対して、安定的な治療効果があり、副作用も少ないです。漢方薬は胃腸道各部位の運動機能紊乱に対しては、強い調理の役割を果たしています。特に、漢方薬の双方向調整の役割について、当科で、特効漢方薬製剤――「潰結康」は、臨調応用で、著しい治療効果があり、衛生部科学研究基金の援助プロジェクトでもあります。様々な臨床と実験研究を通じて、「潰結康」は理想的、特効で、効果が早く、副作用も少ないなどの特徴で、広く臨床に応用されています。

3、胃炎及び胃潰瘍

中医学と西洋医学を融合させ、慢性萎縮性胃炎や胃癌前病変などを治療し、西洋薬より、臨床症状の改善も早く、治療効果も明らかです。胃黏膜の急性炎症の病変の治療効果も明らかで、胃黏膜萎縮、腸上皮化生と異型増殖を緩和させ、逆転の役割も示しています。漢方薬は、消化性潰瘍の治療効果は良く、再発を減らすことができます。漢方薬と西洋薬を融合で抗HP三連療法は90%以上の根治率に達しており、副作用が少なく、低コスト、有効かつ安定、および良好なコンプライアンス上の利点を持っています。

4、消化管腫瘍術後の胃腸機能紊乱

患者さんが消化管腫瘍の術後に、体の能力が下がるため、器官の生理機能は衰退して、手術刺激、創口の痛み、麻酔薬物の応用など様々な原因で、胃腸管の機能が抑えられ、それによって、麻痺性の腸閉塞、腸管癒着、腸源性の感染などの合併症が生じてしまいます。当科は、健脾理気治療法を通じて、消化管腫瘍術後に引き起こした胃腸機能紊乱を治療し、こちらが開発した加味三香粒子は胃腸機能の改善、腸の膨れを緩和させ、腸管癒着を予防し、肛門の排気と排便を促進し、良好な臨床効果を得ました。

5、胃腸機能性疾病

現時点では、慢性の非感染性疾患、特に胃腸の機能性疾患の多数の病因と発病学についてはまだ徹底的に明らかに論述していいと思われ、しかし、これらの疾病の臨床発病率はとても高くて、病状は非常に多くて、繰り返し引き延ばして、常に患者に苦痛をもたらしており、普通で単純な西洋薬の治療効果は決して満足とは言えないです。中医学と西洋医学の結合治療は病因・症状などを弁証的に分析し、患者さんの社会心理、体質、生物と環境など様々な原因を合わせて考え、個人化の治療を強化して、常に良い治療効果を得ることができます。


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