病院ニュース・イベント
「E垂定音」中日消化器腫瘍フォーラム 中日友好病院で開かれる
2021-05-25
2021年5月22日、中日友好病院は国家遠隔医療とインターネット医学センターで「E垂定音」中日消化器腫瘍フォーラムを開きました。中日友好病院院長周軍、北京大学党委常務副書記劉玉村、北京大学第 一病院副院長王鵬遠、中国医学科学院腫瘍病院結腸直腸外科主任王錫山、日本国大阪医科薬科大学がん医療総合センター特務教授奥田準二、名古屋大学医学部教授上原圭、および中日両国からの専門家・学者ら20000人余がオンライン・オフラインで此度のイベントに参加しました。
周軍院長はフォーラムの開催を祝い、次のように述べました。中日友好病院が設立以来、日本国で多くの有名な大学・医療機関と長年にわたる交流・協力事業を繰り広げてきました。此度のフォーラムは両国の専門家同士が交流・協力を深めるプラットフォームとなり、当院普通外科がこれをきっかけに、国内外の同業者の経験を取り入れ、先端技術を学び、学科のレベルアップを進め、病院の質の高い発展に貢献するよう期待しています。
北京大学党委常務副書記劉玉村は挨拶し、次のように指摘しました。手術技術のイノベーションと熟練度の精進は無限界であり、これはまさに外科医としての生き甲斐と楽しみです。此度の交流会は、皆さんにとって実り多い旅になるのでしょう。中国医学科学院腫瘍病院結腸直腸外科主任王錫山は、結腸直腸がん治療における低侵襲外科技術の発展動向、および自らの実践経験を分かち合いました。
学術交流のパート1で、上原圭教授は、消化器腫瘍の複雑な症例、特に左結腸癌肥満患者の手術におけるコツと経験を紹介しました。奥田準二教授は、日本国における腹腔鏡下低位直腸癌手術、左結腸癌手術、及び右結腸癌の概念と発展動向を紹介しました。中国医学科学院腫瘍病院結腸直腸外科チームの関旭教授は、自然腔取標本手術(NOSES手術)の技術的詳細情報と発展の現状を紹介しました。中国のNOSES手術は進んでおり、中国語、英語、フランス語、ロシア語、日本語、韓国語の著書を次々と出版しました。北京協和病院の徐徕さん、天津市人民病院の周毅教授、中国医学科学院腫瘍病院の趙志勲さん、北京潞河病院の高旭さん、ロケット陸軍特色医学センターの丁健華教授、中日友好病院の李超豊さん、程志強さん、重慶医科大学附属第 一病院の魏正強教授らは、消化器腫瘍分野のさまざまな焦点課題をめぐり深入りの交流をしました。
学術交流のパート2で、中日友好病院の劉海濱さんはネオアジュバント化学療法後に完全寛解した局所進行直腸がんの症例を分かち合いました。四川省医学科学院の謝可さん、解放軍総病院第 一医学センターの崔建新さん、解放軍総病院第六医学センターの路澤軍さんおよび北京協和病院の張知暘さんらはネオアジュバント化学療法の効果予測、評価、および外側リンパ節郭清の適応症、PCR後の治療などをめぐって討論し、劉海濱さんが提示した症例を評価しました。
ここ数年来、中日友好病院普通外科は著しく発展し、年間手術件数は1600件あまり、そのうち消化器腫瘍手術は約800件余、全体の半分を占めています。
「十四期五ヵ年計画」期間中、当院は呼吸と危重症医学、中西医結合医学、臓器移植、腫瘍総合治療を軸に、多職種連携を図りながら、より幅広い対日医学交流プラットフォームを築いてまいります。