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中日友好病院が日本の杏林大学と共同で形成外科オンライン学術
交流会を開催
2021-06-23
2021年6月16日、中日友好病院が日本の杏林大学と共同で形成外科オンライン学術交流会を開催しました。中日友好病院の劉勇副院長、形成外科の王成元副主任、杏林大学附属医院の齋藤英昭副院長、形成外科の多久島亮彦主任らは当交流会に出席しました。
劉勇副院長は「中日友好病院形成外科は、中国北部における最も大きく、系統的な顔面神経修復・再建形成センターです。年間に平均100例以上の手術を実施します。」と述べました。齋藤英昭副院長は「今回の学術交流会を機に、杏林大学と中日友好病院との間の架け橋を作ることができます。」と挨拶しました。
多久島亮彦教授は顔面神経と表情筋再建分野で世界に名を馳せています。多久島教授は杏林大学における顔面神経損傷の治療経験について紹介し、特に表情筋損傷再建について「一期双神経広背筋再建術を表情筋再建の最 優先治療とする」という独特な技術の理論基礎と臨床結果を紹介しました。また、「一期双神経広背筋再建術を顔面神経損傷の最 優先治療とする」という最も新しい探索を紹介しました。
王成元副主任は顔面神経修復のために必要な顕微外科技術から、多くの詳細症例を通して当院形成外科の成果を示しました。特に表情筋損傷再建について、王副主任は世界をリードする当院の「双神経双小筋肉再建術」の解剖基礎と良好な臨床効果を紹介し、将来の顔面神経損傷治療における小筋肉移植の応用見込みを言及しました。
中日両側は「乳幼児クロスリンク型顔面神経移植によって表情を再建できるか」、「いかにクロスリンク型顔面神経移植の効率を上げるか」、「いかに咬筋神経を使うか」、「二重神経支配を受ける広背筋のステータス」などの問題について経験を共有しました。
杏林大学は1953年に設置されました。その医学部附属医院のベッド数は1153床で、日本の「緊急医療サービス基地」です。今回の学術交流会を通して、中日両側は形成外科分野における先進的理念を共有し、さらなる協力を実現するために基礎を築きました。